北浜界隈など土曜日の備忘録

土曜日の夜に大阪の北浜の、堺筋の少し西の東横堀川の東の通り沿いに出かけた。
おしゃれなお店がいくらか並んでいるようだ。

家具屋さんで個展をしているらしく、家具の雰囲気もクリエイターの雰囲気も好きな方だったので、行ってみた。

ちょうど始まったばかりということでパーティーの日であり、飲み物がふるまわれていた。そこでワインを頂く。
家具もドローニングも好きなタイプではあったが、まあ、普通といったところかなーという感想。しかし、ワインというのは一気に飲めるものでもなく、知り合いがいるわけでもないので、隅々まで見て回った。

ところで、すぐ後ろからやたら大きな音楽が聞こえる。何かと思えば、橋の下、道から降りたところにある川沿いで何やら小さなイベントをやっているようだ。
特にすることもないので、行ってみることにする。降りる場所がわからず、ちょっと南の橋まで行った。途中の蕎麦屋に少し惹かれた。ただ、1300円という表示を見て、また今度にしようと思った。
橋の下ではお店がいくつか出ている。と、さっき見かけた蕎麦屋も出店している。売り子のおばさん、もといお姉さんに聞くとこの通り沿いのお店が共同で企画したものらしい。見た感じ8割は関係者のようだ。もっともお昼からやっていたのかな。さっそくせっかくなので蕎麦を注文する。蕎麦屋はすぐそこにあるのだが、川のそばの道からは高低差があって、向こうの1階がこちらからみると、3階といった風になる。蕎麦はお店でつくるので、ちょっと待って下さいね、というと、昔の自転車で売り歩く豆腐屋さんがパフパフならすようなものを使ってお店に合図する。そうすると、お店から人が顔を出す。出来上がったら、ロープにプラスチックの箱をつるしておろすという仕組みだった。蕎麦ができるまで、「焼酎の蕎麦湯割」が気になるので頼んでみた。口に合わず、あまりおいしいと思えず、帰り際に捨ててしまいました。ごめんなさい。そばは美味しかったです。

他に王将なんかも出店している。王将は各店舗にいろんな権限があると聞いたことがある。確かにそこらの中華料理屋という風情の参加の仕方にみえる。イタリアンのお店が出していた、ハチの巣のトマト煮を食べる。これはなかなかおいしかった。

帰りに古本屋があったので寄ってみる。この日はちょうど、いろいろな古本屋が共同で本を出す、という企画を地下でやっており、そこをみる。
職場である天牛書店とブックオフ以外の古本屋に来るのは久しぶりでいろいろと手を出してしまう。結局、レゲエのもととなったという「ラスタファリズム運動」についての本、 桑田佳祐のずいぶん前に出したエッセイ、幸田文全集16巻、それから最近の高校生バンドを取材して回ったという企画の本を買った。最後の本は古本というカテゴリーでなく800円もしたので迷ったが、なかなかおもしろそうだった。最初に紹介されているのは、都立高校のバンドで、どうも伝説的な教師がいるらしい。
朝4時半から夜10時過ぎまで毎日練習していたという。都立なので異動があるのだが、その教師は行く先々で「イズム」を教えてこんでいるという。

この、東横堀川沿いの道は何度か来たことがある。ずっと北に行って土佐堀通りの手前くらいに服飾デザイナーの方のギャラリーがあり、毎月第一土曜日にバーをやっている。たまに行くと、クリエイターの方が多く話を聞いていると面白い。一度行ったときはたまたま「アニメ好きが集まる会」の日でとても濃い時間だった。でもこの日は第4土曜日なので、本を買って帰る。しかし、この北浜・天満のあたりはよく来るのだが、いまだに脳内マップが完成しない

帰り近くの定食屋で夜は居酒屋の常連の方が好きでよく行くという、JR吹田駅前のダイエーの地下の立ち飲み屋に行ってみる。なかなか広く、そして食べ物のメニューが多い。なんでも、馬、鹿、ダチョウの刺身もあるらしい。そしてもちろん安く、生中+3品で750円だった。客層はいわゆるおっちゃんが多いが、知っている経営者と同じ顔つきをした、たぶん経営者と思われる人、それから背の高い、ショムニに出てきそうなOLもいた。この日は日本シリーズの第一線。野球は好きなので見ていたら、隣のオッチャンが、巨人のピッチャーはだれやろ?と聞いてくる。残念ながら目が悪い。左腕なので、「内海」だと思った。しかし、私は読み方を度忘れし「なるみ」しか出てこなかった。基本的にみんな巨人は嫌いと見えて、楽天応援モードである。私も一緒に見守る。田中すごいよなー、と見ていたら、点を取られてしまって、そこで帰る。今度また来よう。選挙の近くにはきっと来よう。自分のFacebookには流れない声が聞けそうだ。

そしてまだ19時過ぎなので、豊津駅前の焼酎バーによる。月に2回くらいくる。隣の人は何度か話したことがある。1回り年上だが、働いている雰囲気がしない人で、しかしお金を持っていそうで、話を聞くと私の住んでいる近くの施設も経営しているらしい。二代目ということかな。ボクシングが好きでスポンサーもしていて、今度東京に応援に行くという。人の生き方はそれぞれ。そういえば、このバーに来ている女性は「結婚したけど紙切れだけ。ダンナはずっと海外出張。それで私も遊んでいる」と自嘲気味に話していた。まあ、そんな人生もあるんですなあ。

20時過ぎに切り上げて、銭湯による。銭湯最高。しかし、喫煙にはとやかく言わないが、風呂上りにいぶされるのはちょっとしんどい。楽天は負けそうだった。