心のメカニズムが解明したとしたら

私は、心は不可侵と信じている。脳みそではなくて、心臓のあたりに心が存在すると思っている。

脳科学的に心がどのようなものかを説明できる時も、いずれやってきそうだ。

コンピュータに心を持たせることができる時代は近いかもしれない。

ちょっと不気味のようでもあるし、それはペットに心を見ているのと大差ないのかもしれない。

しかし、砂時計を表示すれば時間間隔が短く感じられるかのごとく、心の特性を把握して自由にコントロールする、という考えは受け入れがたい。

人間性への冒涜、とも思う。

けれども、、
空間的、時間的に広い視点でみれば、そうでもないかもしれない。

以前読んだ本によれば、宇宙とは10の50乗という数存在し、今私達が見ているのはその一つでしかないらしい。

太陽からの距離、地球の重力など、生命が存在し、知的生命体が存在するために奇跡的なバランスになっていることはずっと不思議とされてきたが、一つの説明として、「今の宇宙には人間が存在しているのだから、人間が存在できる条件にあるのは当然だ」という解釈があるという。

ならば、機械仕掛けのコンピュータとともに、完全に把握された心を好き勝手に制御している世界があってもおかしくない。少なくとも、宇宙的には、どうでもいいことだ。

または、長いこと人類は、呪術的な世界観を持って暮らしてきた。

疫病が流行れば祟りとみなされたり、雷は神様を怒らせたりと考えたれたりしてきた。

疫病っていうのは病原菌がいてね、とか、雷っていうのは電気の、、
なんてことを言ったら、理解されないというのもあるが、神などいないという態度に「なんて畏れ多い」という反応が返ってくるに違いない。

この、かつての神に対する侵さざるべきという考えは、私が人間の心に対して感じている考えにかなり近いようにも思える。

ということは、私の考えは古い時代の思考、という風になるのは時間の問題なのかもしれない。

だから、私もいずれ、「人の心は不可侵だとかまだ言っている頑固爺さん」とか言われるようになるのかもしれない。

2045年問題

最近知ったのだが、2045年問題というのがあるらしい。今のままコンピュータが進化すると、2045年には人工知能が人間の能力を超えてしまうという。日本ではまだ議論が少ないが、欧米では真剣なテーマとして取り上げられ、研究が進んでいるという。ビル・ゲイツもその研究機関にお金を出したらしい。

私は純粋に、如何にユーザー体験をよく出来るか、と考えていたつもりだが、それを突き詰めれば、如何に脳を騙すか、ということを考えていたわけである。

だからきっと、「人工知能が人間の能力を超える」というような、SFチックなテーマは、マッド・サイエンティストというより、普通の、目の前の問題を解決しようとする個々の取り組みの結果として起きるのだろう。

脳科学はこれからも進化していくので、脳の詳細な処理パターンが解明されていく。これによって、「実は時間がかかっているのだが、早く感じる」という種のこともたくさんわかってくるだろう。(すでにわかっていて活用されてもいる)

また、最近よく言われる「ビッグデータ」と呼ばれる分野で、たくさんの人の行動パターンが蓄積されることで、こちらからも、人間の行動、思考パターンが予測できるようになっていく。

この両方の大量の知見をコンピュータはより高速に処理することができる。

これらを純粋に追求していけば、行き着く先は、マトリックスのような世界になりそうだ。

スマホに満足していますか? ユーザーインターフェースの心理学

数々のユーザーインターフェースの開発に携わってきた第一人者による本で、とても興味深い。

この中で、ユーザインターフェースを設計する上で、奇術における工夫と同じ視点が重要だという説明がある。

*心理的効果をうまく使う
*顧客の気をそらさない
*疑惑を払拭する
*本当に起こっていることを隠す
*時間の扱いを工夫する

などだ。

「Ctrl+c」でコピーするなどの、ショートカットキーについての記載は興味深い。ふつう、キーボードから手が離れないので、早い動作が可能になると考えられている。

が、アップルに在籍し、マッキントッシュの初期の画面インターフェース作成に関わった人物の調査によれば、実はマウスを利用したほうが実際の時間としては短いらしい。

その結果を、ショートカットキーの利用には難しい思考の処理が必要なため、ユーザーは一時的に記憶喪失になり、短い時間で操作できたように感じてしまうのではないか、と考察しているらしい。

実際にかかっている時間より、ユーザーが感じている時間の方が大事である。

他に、これはもっと有名だと思うが、アップルが音楽プレイヤーのシャッフルを出した時、ランダムに曲を流していくという機能があった。ここで、数学的に出力したランダムをそのまま使うと、同じアルバムの曲が連続して流れたり、あるいは同じ曲が頻繁に出力され、人間が思っている「ランダム」とは違うため、人間が「ランダム」に感じるように補正しているらしい。

これも人間の脳がどう捉えているかに合わせる、という例。

あるいは、身近な例では、「お待ちください」の砂時計が出ていると、待っていても不快感が少ないというのがある。

ユーザー体験を良いものにすること、より不快感を減らし、直感的に使えること、それこそがアプリケーション開発者が大事にすべきことだ、とずっと考えてきたし、もちろん、今でも変わらない。

しかし、その本質的が、手品と同じように、いかに脳を騙すか、ということなのだと言われるとちょっと複雑な気持ちになる。

だが、真理だと思う。

 

わんくま同盟 大阪勉強会 #62に参加。そして初LT

昨日は、Microsoft系の技術勉強会「わんくま同盟」の勉強会に参加。

プログラムはこんな感じ。

13:00 ~ 13:10 わんくまについて等
13:10 ~ 14:00 Firefox OS向けアプリのつくり方」
14:10 ~ 15:00 「PowerShell 5.0 新機能」
15:10 ~ 15:40 ライトニングトーク 5分間の真剣勝負
15:40 ~ 16:30 「OneDrive 紹介」
16:40 ~ 17:30 「SQL Database のご紹介」

刺激になるし、勉強になる。新しい技術はこういうところで体感するのがいい。今仕事で使っているHTML5のフレームワークSenchaも確か3年前のわんくま勉強会で知った。

この勉強会は「IT勉強会スタンプラリー」に参加している。
テック系の勉強会が複数参加して、スタンプを集めるとスポンサーからの景品がもらえるというもの。
https://itstamp.azurewebsites.net/Stamprally/2015/

萌えキャラは最近のエンジニア界隈ではお決まりになりつつある。で、「プロ生ちゃん」をプロデュースしていて、スタンプラリーの仕掛け人でもある@jz5さんは、こうした活動を本業にしていくつもりだという。これはうまくいって欲しい。コミュニティを盛り上げることを専業にする人が活躍すると、この界隈がさらに盛り上がっていく。

それから、テック系のイベントでは1人5分きっかりで何人かがプレゼンする、Lightning Talks、略してLTの時間があることが多いのだが、今回、初めてチャレンジ。

テーマは、最近読んだ「フラットデザインで考える-新しいUIデザインのセオリー」 http://goo.gl/LhkCvW
がとてもよかったので、この本の内容と考えたことにした。
説明が少ないので、これだけだと分かりにくいかもしれませんが、スライドシェアにもアップました。
http://www.slideshare.net/ntaiji20/ui-45841144

それと、このテーマで6月のわんくま勉強会で発表することになりました。

街と言霊

最近、当時の人々がどのような状況で、どう感じていたかという説明をしながら万葉集を解説する、「万葉の人びと」という本を読んでいて、これがなかなか面白いのだが、言霊という章があった。

当時、統治者は自分の収める領土を高い所に登って見下ろして、その土地を褒め称える、という、国ほめという行事があったという。国見峠とか国見山とかいうのはその名残だという。

なるほどね、と思ったのだが、別の「虚業成れり ー『呼び屋』神彰の生涯」」という本、これもまた面白い、を読んでいる時に、この人、函館出身で、湯の川温泉なんて地名が出てくる。

私は3歳から9歳まで函館に住んでいたので、とっても懐かしくなった。
そして、ふと、10年以上振りに函館の街の歌を思い出した。

父親の気まぐれだろうが、ローカルチャンネルで土曜日か日曜日の昼間に、この町歌というのだろうかが、流れていた。明るい感じの曲で、幼い私は普通に口ずさんでいた。今でも少し覚えている

「誰かに住む街聞かれたら はい函館と答えます 明るく元気で答えます」

みたいな歌詞があった。
一人の大人としてこの歌を好きになるかはわからないが、そういう歌を口ずさんでいたのは良かったなと思う。

他と比較するのではなく、また、やる気があればなんで出来るみたいな”ポジティブ狂”でもなく、単に、今自分が住んでいる街はいい街だ、ということは大事だろうなと思うし、そう思って暮らしているといいところが見えてくるんだと思う。

ぐぐってみたら「はこだて賛歌」というらしかった。メロディを聴いてとてもすごく懐かしい気持ちになる。
https://www.youtube.com/watch?v=cLed–B_vy0