インターネット的なTSUTAYA

近所のTSUTAYAはアグレッシブで、ポップコーンなんかは「映画の友」としてわかるのだが、他にも野菜を売ったりしていたのが、最近改装して三分の一くらいが子供用品スペースに様変わりしてしまった。江坂にはファミリー層が多いからそういう人たちをターゲットにしているに違いない。

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私はポイントカードが嫌いで、ちょっとムキになっているところがあって、ファミマなんかで「Tポイントカードをお持ちですか?」と聞かれて、持っていても、ありませんと答えている。一度、TSUTAYAで「Tポイントカードをお出しください」と言われて「ありません」と言ってしまったほどだ。

コンビニのレジでどこへ行ってもひたすら「ポイントカード、ポイントカード」と言われ続けるのは、それだけ会員になってほしいと企業は思っているのだが、私のような人間もいてなかなかうまくいかない。第一、そんなにたくさんカードを持っていられない。

しかし、TSUTAYAは別だ。言うまでもないが、TSUTAYAでカードを出さないことはあり得ない。音楽のストリーミングが普及していくと、あるいは映画が配信されていくと、彼らのビジネスは縮小する。もしかすると、彼らの強さの基盤は「買い物時における会員加入率」なのかもしれない。

もっとも、この店の店長が異色なだけかもしれないが。

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ところで、買いに来る人に合わせて商品を変える、というのはいかにもインターネット的だ。レジの近くでは電気ポッドまで売っていたから、ここまできたら、なんでもぶつけてくるに違いない。そうやってA/Bテストを繰り返して、売れるものを置いていく。

三分の一が子供服になったように、今後はDVDコーナーはもっと縮小していくかもしれない。

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江坂にはもともとファミリー層が多い。だから、ここまで思い切ったことができると推測される。では、最初から一定の趣向を持った人たちを住まわせてしまったらどうなるのだろう?

いい例が思いつかないが、例えば、アイドルオタクとか。無料会費=安い賃料で釣って、課金で儲けるような。

あるいは、グーグルハウスとかいって、安い賃料の代わりに、部屋の中に「ディスプレイ広告」があるとか。

まだちょっとリアリティがないけど、子供用品を売るTSUTAYAからそんなディストピアを想像してしまった。

麻の服がはやっているらしい

用事があって神戸まで行き、シャツがほしいと思っていたし、せっかくなので、買い物をしていった。メンズのお店をみていると、麻の製品が目につく。麻の感じを私は好きで、実際、これは店員さんに言われて気づいたのだけれど、今日来ていたシャツも麻55%だった。

で、最終的に、麻100%のシャツを買った。

店員さんの分析では、少し前まではもっと肌触りの良さが重視されていたが、最近は暑い夏にも涼しくいられることが重視されている結果では、という話だった。あとは、ユニクロが出した麻製品があるらしく(知らなかった)、それも影響しているだろうとのこと。

確かに、ここのところ暑い夏が多いから納得してしまう。

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シャツを買ったお店の店員さん、男性なのだが、ちょっとなよっとした感じで、見た目的な草食系?というのだろうか。

会計後、シャツを折りたたみながら、お客さん似合ってましたよ、
「私みたいにガタイがいいと、このシャツは似合わないのです。お客さんは華奢だから似合ってました。うらやましい」
と言ったのだった。最初、華奢と言った後、まずいと思ったか、スマート、と言い換えたが、その後、もう一度華奢、という言葉を使った。その時、羨ましいという感情を正直に表現しているように受け取れた。

私は華奢と言われて全く嬉しくなかったし、この店員さんはちょっと偏っているようだけど、なんとも時代性を感じるコメントでした。