街と言霊


最近、当時の人々がどのような状況で、どう感じていたかという説明をしながら万葉集を解説する、「万葉の人びと」という本を読んでいて、これがなかなか面白いのだが、言霊という章があった。

当時、統治者は自分の収める領土を高い所に登って見下ろして、その土地を褒め称える、という、国ほめという行事があったという。国見峠とか国見山とかいうのはその名残だという。

なるほどね、と思ったのだが、別の「虚業成れり ー『呼び屋』神彰の生涯」」という本、これもまた面白い、を読んでいる時に、この人、函館出身で、湯の川温泉なんて地名が出てくる。

私は3歳から9歳まで函館に住んでいたので、とっても懐かしくなった。
そして、ふと、10年以上振りに函館の街の歌を思い出した。

父親の気まぐれだろうが、ローカルチャンネルで土曜日か日曜日の昼間に、この町歌というのだろうかが、流れていた。明るい感じの曲で、幼い私は普通に口ずさんでいた。今でも少し覚えている

「誰かに住む街聞かれたら はい函館と答えます 明るく元気で答えます」

みたいな歌詞があった。
一人の大人としてこの歌を好きになるかはわからないが、そういう歌を口ずさんでいたのは良かったなと思う。

他と比較するのではなく、また、やる気があればなんで出来るみたいな”ポジティブ狂”でもなく、単に、今自分が住んでいる街はいい街だ、ということは大事だろうなと思うし、そう思って暮らしているといいところが見えてくるんだと思う。

ぐぐってみたら「はこだて賛歌」というらしかった。メロディを聴いてとてもすごく懐かしい気持ちになる。
https://www.youtube.com/watch?v=cLed–B_vy0